September 25, 2007

続・シェムリアップ

土産話の続きです。

翌朝、彼は時間通りに来ました。いえ、時間より大分前に来ていたと思います。彼は一度として私たちを待たせることはしませんでした。

ヤン 「おはようございます。よく眠れましたか?」

彼のさわやかな笑顔が今でも思い出されます。
助手席には大きなクーラーボックスが見えました。約束どおり氷でいっぱい満たされたクーラーボックスに水とビールを買ってきていたのです。(ビールは悪友専用ね。あたしはアルコールにメチャ弱かったりする) 日の出はアンコールワットから見ました。うっすらと紫がかった空が次第に明るくなり、私たちがアンコールワットに着く頃には辺りがだんだん金色の光を放ちだしました。当地に着いたときには既に多くの観光客が日が昇るのを今か今かと待っていました。

私たちが到着してから15分くらい経った頃でしょうか、アンコールワットの右肩から太陽が見え出しました。空はもう既に十分明るく青い光を放ち始めました。聖なる池から太陽の光が反射し、美しい光景を一層引き立てました。

日の出を見た後アンコールワットの内部に入りました。所々、緑色のシートが被せてあり、その周りを踏み台が組まれていました。1200年代に建てられた遺跡は補修を必要としていたのです。高い塔を持つこの遺跡は上ることが許されています。石が階段状に積み上げられていますが、上るには少々難渋しました。積み上げられた石幅が狭く(15〜20cm程度)、斜面は急でした。標識が立っており、Climing the building at your own risk と書かれていました。過去には転落して頚椎骨折などの重傷者も出てるそうです。

まあ、当然上りましたよ。一番安全そうなところを。朝日が昇り終わった澄み渡る朝に今度は反対側から自分たちが来た道を眺めました。

「うん、どうやらカンボジアまで来たみたいだ」

そのときそう思いました。いつも私は感情はあとからやってきます。気分の起伏がほとんどなくていつも比較的冷静ですが、気持ちの高ぶりもいつも遅くて、余程でないと乗り遅れてしまうんです。反応が比較的遅くてどちらかというと口数は少ないほうだと思います。その私が英語を話せるようになりたいなんて、少し笑っちゃいますけど...

朝日を見終わってから朝ご飯を食べにホテルまで戻りました。それからアンコールトムの遺跡群を10時頃から見て回りました。問題は昼ごはんなんですよ。何がかって? ヤンさんが本当に誠実な人かどうかが問われるのが...

途上国にあるレストランというのはたいてい現地の人はいけないくらい高い値段に設定されています。利用するのはほとんど海外旅行者なのです。

私たち「ところでこの辺でランチを食べるのにいいところはありますか?」

ヤン「食べるところは知っていますが、私は入ったことがないのでいいかどうかは分かりません。仕事でお客さんを連れて行くんですが、そのレストランが良かった、といってくれる人もいればよくなかったって言う人もいますよ」

こんな風に表現したのは彼が初めてでした。極めて全うな意見でした。自分が連れて行くところが気に入ってもらえないかも知れない、なんていう人は今まで皆無だったのです。それというのもたいていはタクシードライバーがレストランにつれて行けば彼らはレストランからキックバックがあるみたいなのです。だから料金はたいてい現地にしては割高になってしまいます。割高感をそんな風に表現したのでしょう。

私たちが入ったレストランも中心部から少し離れて遺跡群に近いところだったために割高といわざるを得ませんでした。私の連れは少し不満そうでした。現地の物価に対して異常に高い料金設定は許しがたいというのです。いつもその辺に不満を持っているのを私はいつも目の当たりにしてきました。わたしはまあ、そんなものだろう、と相変わらずのアバウトさで気にも留めませんでしたが。。。

さて私の相棒からのヤンさんの評価は少し下がったようでした。しかも、次の一面はさらに評価を下げることとなりました。

ヤン「ランチの後はどこに行きたいですか」

相棒「私はAに行きたいのですが」

ヤン「ああ、そこなら明日にしましょう。Aはここから反対方面になるので。今日のところはBとCとDに行ってから、日の入りを見に行くのはどうですか?」

相棒「反対方面っていっても、ここからこのように行けば問題ないんじゃない?」

ヤン「あなたがそういうのなら、そうしましょう」

文章で書いてしまえばどうって事のない会話に見えますが、ちょっとポイントがあるんです。一つは私たちとヤンさんは明日の契約は一切していないこと。もう一つはAという場所が少し離れているからできるだけいきたくない、という気持ちが見え隠れしていることでした。相棒はそのことが非常に気になったみたいですが、私からもあれはマイナスポイントだったな、と思いました。

ガソリンは高価です。WTI原油価格は至上最高値付近で取引されています。カンボジアでも1リットル120円付近であり、税額は日本とほとんど変わらないようでした。(タイは比較的税金は安いようです)彼からすれば、できるだけ車の走行距離は節約したい、というのが本音だったのでしょう。けれども客をもてなす側は時には損をしてでも顧客に満足を提供しなければならないときがあるのが現実でしょう。

まあ、そのことにこだわらなかった彼は賢明でした。すぐに自分の意見を取り下げて顧客に従ったところは良かったと思っています。

 

 

ごめんなさい、明日まで引っ張ることにするわ

 

ありがと 

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帰国後から学習時間をつけてみようかしら。

9月24日の学習

L/R     60/30    90分



k_pinkcat at 05:52コメント(4)トラックバック(0) 
雑記 

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コメント一覧

1. Posted by melissa   September 25, 2007 06:15
kpinkcatさん、おはよ〜。
アンコールワットの日の出、幻想的ですねぇ。
うーん、やはり私も行ってみたい。

ヤンさん、最初が好印象だっただけに、マイナスが目立ちますね(汗)
今の段階では、誠実な人、と感じますが・・・。
最後はどうなることやら???
2. Posted by kpinkcat   September 25, 2007 13:09
5 melissaさん、こんにちは。
さてさて、ヤンさんどうなりますかね。うまく書けるといいのですが。

もうちょっと待っててくださいね。
3. Posted by ken   September 25, 2007 23:12
ご無沙汰でした!kpinkcatさん。

最近忙しい日々を過ごしています。
貧乏暇なしです…!

kpinkcatさんはお元気でお過ごしでしたか?

4. Posted by kpinkcat   September 25, 2007 23:28
5 kenさん、こんばんんは。はい

私は元気ですよ。気分も旅から帰ってきてリフレッシュしています。今は少しゆっくりしていますが、学習は加速していきたいですね。

kenさんのところ見てると9月は色々と出張が多いんだなぁ、って思ってました。出張先でカメラを手に出来ないほど忙しいときはどんな思いなのかな、って気になっちゃいます。

お体には気をつけてね

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